2021年の助成金解説。 2020年との違いと 新たに新設された「中小企業等事業再構築促進』について
2020年度に第三次補正予算の閣議決定があり、特に製造業向けの助成金予算枠が大きくなっている。
2020年12月に閣議決定された第三次補正予算ですが、その中でも経済産業省から出ている中小企業施策で注目している補助金が2つありますのでご紹介します。
①中小企業生産性革命推進事業の特別枠の改編 予算:2,300憶円
こちらは、3年間基金で決まっている通常枠の予算とは別に特別枠として予算2,300憶円用意されたものです。
・モノづくり補助金
・IT導入補助金
・小規模事業者特別補助金
上記3つに実施されます。
昨年の特別枠の予算は、感染予防費用等も含めて1,700憶円用意されましたが、今年度は、予算が1.5倍になり採択率が上がるのではと期待されています。助成率に関してですが、去年度の助成率は、3/4決まっていました。
今年度は、モノづくり補助金・IT導入補助金は、一律で2/3の助成率になると言われています。例えば、モノづくり補助金の上限が1,000万円なので、特別枠のモノづくり補助金は、1,500万円の投資で1,000万円の助成金が受け取れます。
IT導入補助金は、上限が450万円なので675万円の投資で450万円の助成金が出るという事です。小規模持続化補助金のみ助成率が3/4になる予定です。小規模持続化補助金は、上限が100万円なので133万円の投資で100万円の助成金が受け取れるという事になります。今年度は特別枠の予算額が上がり、採択率が高くなるため多くの企業で利用しやすくなります。
昨年と違うところとして、モノづくり補助金の対象は、サプライチェーンの既存対応、非対面型ビジネスへの転換、テレワークの推進でしたが、今年は“対人接触機会の減少のみの為の設備投資”でなければならないということです。企業としては、機械装置やソフトウェア導入が主な投資となりそうですね。それ以外にも一部の外注費等も対象になります。
➁中小企業等事業再構築促進事業 予算額:1兆1,485億円
2021年度に新しく出来た助成金の取り組みです。下記が対象となります。
・新規事業分野への進出
・業態転換
・事業再編
上記3つの取り組みに対して支援していく助成金になります。
今まで社内でやっていた取り組みを革新性をもって生産性向上する為の支援ではなく、全く新しい取り組みに対して支援していく助成金になります。助成額は、中小企業に対して通常6,000万円の助成金となり、助成率は2/3です。
例えば、9,000万円の投資に対して6,000万円の助成金が受け取れます。これは、大変メリットが大きいですし、条件によっては最大1億円の助成金が出る場合もあります。
なぜこのような助成金が新たに出来たかというと、中小企業の生産性向上は、日本経済の大きな課題となっているからです。この課題に対する具体的な対策として出された助成金と言えるでしょう。今後、2021年度助成金に関する詳しいことが分かり次第、改めてお伝えしていきます!
